9/28 中国、米に次ぐ第2位の原発大国に 仏の発電量抜き
中国の原子力発電量が2020年に原発大国のフランスを抜き、米国に次ぐ世界第2位になったことが、国際チームが公表した「世界原子力産業現状報告21年版」で分かった。11年の東京電力福島第1原発事故を経て、世界全体の原子力発電量は12年以降に再び増加しはじめたが、20年は2兆5530億キロワット時余りで約4%減り、全体的な退潮を印象付けた。
9/29 民間企業の平均給与は約433万円 2年連続で減少
去年1年間に民間企業で働く会社員などが受け取った平均給与は約433万円で、2年連続で減少したことが分かった。国税庁の調査によると、去年1年間の民間企業の平均給与はおととしに比べて3万円余り減り、約433万円で、2年連続の減少。ボーナスの平均額もおととしより8%減り、約65万円で、リーマンショック以来の大幅な減少となった。 国税庁は新型コロナウイルスの感染拡大の影響でボーナスが減ったことで平均給与が下がり、正規と非正規の格差が縮まったとみている。
10/1 値上げまた値上げの10月、野菜・マーガリン・牛丼…宣言解除でも水を差すおそれ
10月から食品などの値上げの動きが一段と広がる。世界的な原材料価格の高騰や中国の景気回復などが要因だ。相次ぐ値上げで家計の負担が重くなり、政府の緊急事態宣言の解除で正常化に向かう国内経済に水を差すおそれがある。第一生命経済研究所の主席エコノミストは「所得がなかなか増えない中で食費などの支出が増えるため、今回の値上げは増税のようなものだ。生活防衛の意識が高まり、緊急事態宣言解除後のレジャーや外食の伸びを抑えるのではないか」と指摘する。
10/2 8月の米物価、4.3%上昇 30年ぶり高い伸び
米商務省が発表した8月の個人消費支出物価指数(PCE)は、前年同月比4.3%上昇した。1991年1月以来、約30年ぶりの高い伸び率。新型コロナウイルス感染拡大による打撃から経済が急速に回復し、需要が大幅に増えたことに加え、半導体など一部原材料の供給ひっぱくも重なり、物価を押し上げた。PCE物価指数の上昇率は4カ月連続で4%以上と、米連邦準備制度理事会(FRB)が目標とする2%を大きく上回って推移している。