4/26 失業率3月は2.6%に改善、非自発的な離職が減少 有効求人倍率は1.22倍に上昇
総務省が発表した3月の完全失業率は2.6%で、前月(2.7%)から0.1ポイント改善した。リストラや倒産などによる「非自発的な離職」が減った。2020年4月以来の水準となったが、引き続き休業者も多く、新型コロナウイルス感染症の影響はみられる。厚労省が発表した3月の有効求人倍率は1.22倍と、前月に比べて0.01ポイント上昇した。
4/27 トヨタ、国内生産5.4%減 276万台、45年ぶり低さ
トヨタ自動車が発表した2021年度の国内生産台数は前年度比5.4%減の276万843台だった。1976年度以来、45年ぶりの低水準。コロナ禍による部品供給網の混乱や半導体不足が響いた。世界生産は4.7%増の856万9549台で、3年ぶりに前年度を上回った。国内生産はコロナで世界経済が停滞した2020年度に届かず、2年連続で前年度を下回った。前年に続き300万台を割り込み、供給網への逆風の強さを示した。21年度の軽自動車を含めた国内販売台数は、前年度比9.3%減の139万5920台で2年連続で前年度を下回った。
4/28 米GDP、1.4%減 輸入拡大で7期ぶりマイナス 1~3月期
米商務省が発表した2022年1~3月期の実質GDP(国内総生産)速報値は、年率換算で前期比1.4%減となった。前期(6.9%増)の大幅な伸びから7四半期ぶりのマイナス成長に転じた。輸入の拡大や在庫投資の減少などが押し下げた。GDPの縮小は、新型コロナウイルス感染拡大の打撃を受けた20年4~6月期(31.2%減)以来。市場予想の1.1%増を大きく下回った。
4/29 ついに130円台まで円安加速、なぜ日銀は政策変更しないのか
円安が急速に進む中で注目された日本銀行の金融政策決定会合は、予想通り、現在の大規模緩和政策を維持することを決めて終了しました。円安が進んでも政策は変えないという宣言です。それどころか、長期金利を上限としている0.25%以下に抑えるために、毎日でも『指し値オペ』を行うと新たに宣言し、金利抑制の姿勢を一段と鮮明にしました。これを受け、外国為替市場では、日米の金利差拡大が決定的になったとして、ついに節目の1ドル=130円台まで円安が進みました。