時事ネタ

財務官「断固たる行動の用意」 円安進行で市場をけん制 他3記事

10/12 「GoToトラベル」補塡、2億円が過大支給 「期間外」や「二重」など

 新型コロナウイルス禍の国の観光振興策「GoToトラベル」事業が中断した2020年11月以降、旅行予約のキャンセルによる事業者の損害を補塡するため国費から支払われた「取消料対応費用」のうち約1万件・総額2億円超が、対象期間外申請や二重申請への過大支給だったことが会計検査院の検査で判明した。検査院は観光庁に対し、申請した旅行会社などに過大分を返納させるよう求めた。

 

10/13 台湾の世界的メーカー半導体のTSMC、利益過去最高 

 世界的半導体メーカーの台湾積体電路製造(TSMC)が発表した2022年7~9月期決算は、売上高が前年同期比47.9%増の6131億台湾元(約2兆8千億円)、純利益は79.7%増の2808億台湾元だった。売上高と純利益はいずれも四半期で過去最高だった。記録的な物価高で世界経済が減速し、半導体需要が鈍化する中、TSMCは好調な業績を維持した。ただ米政府が発表した半導体や製造装置の対中輸出規制強化を受け、11日に株価が下落。今後の業績への影響が注目される。

 

10/14 トヨタ、3兆円超す国内販売店の資金調達を集約へ-金融子会社が一括

 トヨタ自動車は、国内販売店の資金調達を2023年4月に同社の金融子会社であるトヨタファイナンス(TFC)に集約する計画だ。販売店の業務効率の改善に向けた取り組みの一環としている。TFCによると、これまでは割賦販売のため、販売店の運営会社が個別に金融機関から資金を調達していた。変更後は自動車販売金融やクレジットカード事業などを手掛けるTFCがまとめて調達し、販売店から割賦販売による債権を買い取る。

 

10/15 財務官「断固たる行動の用意」 円安進行で市場をけん制

 財務省神田財務官は、米ワシントンで記者団の取材に応じ、円安ドル高の進行について「足元の動きが過度な変動で繰り返される時には、断固たる行動を取る用意がいつでもできている」と市場を強くけん制した。現状が過度な変動に当たるかは言及を避けつつ「激しい動きだと考えている人が多いと思う」と語った。政府は9月に約24年ぶりの円買い為替介入に踏み切った。発言は再び介入する可能性を示唆、円安を食い止めたい思惑がある。

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