時事ネタ

企業倒産、2022年度は3年ぶり増加 「社会保険料」「コロナ融資」重荷に 他3記事

4/10 企業倒産、2022年度は3年ぶり増加 「社会保険料」「コロナ融資」重荷に

 2022年度の倒産件数は前年度を883件上回る6799件が発生し、3年ぶりの増加となった。5月以降、3月まで11カ月連続して前年同月を上回っており、増加期間はリーマン・ショック後の08年6月-09年8月(15カ月連続)に迫りつつある。また、特に3月は800件となり、長く続いた500件台/月の水準を大幅に超えて単月としてはコロナ禍直後の20年7月以来、3月としては17年以来の800件台に到達した。23年度半ばと想定されるコロナ融資の返済本格化を前に足元の企業倒産は増加基調を強めており、倒産動向の“潮目”が明らかに変わりつつある。

 

4/12 22年度企業物価、過去最高 9.3%上昇、原材料高で 3月は伸び鈍化

 日銀が発表した2022年度の国内企業物価指数は、前年度比9.3%上昇した。上昇は2年連続で、指数、伸び率ともに過去最高。エネルギーや原材料価格の高騰を背景に、コスト上昇分を価格転嫁する動きが進んだ。分野別では、電力・都市ガス・水道が37.6%の大幅上昇。このほか、鉄鋼が23.8%、金属製品が12.1%、化学製品が8.6%、飲食料品が6.7%それぞれ上昇した。円安による輸入物価の伸びは緩やかになりつつあるが、資源や原材料価格の上昇に伴うコストを反映させる動きが幅広い分野で見られた。

 

4/14 G7が経済安保強化、エネ相会合で重要鉱物調達の「行動計画」採択へ

 先進7か国(G7)が、15~16日に札幌市で開く気候・エネルギー・環境相会合で、電気自動車のモーターやバッテリーに必要な重要鉱物の安定供給に向けた「行動計画」を採択する方針であることがわかった。温室効果ガスの削減量取引に関する基本原則でも合意する見通しだ。各国が足並みをそろえて経済安全保障を強化するとともに、脱炭素社会の実現を目指す狙いがある。具体的には、コバルトやリチウム、ニッケルなどの鉱物について、長期的な需給予測の精緻化や、効率的なリサイクルの態勢整備、技術開発による鉱物使用量の削減などに取り組む方針を盛り込む。G7で鉱山開発などに1兆円超の財政支援などを実施する。

 

4/14 「インボイス制度」3月に個人事業主の登録が法人の2倍超に急増

 当初の申請期限だった3月末までのインボイスの登録件数は、累計268万件に達した。登録が進んだ法人に対し、伸び悩んでいた個人事業主だが、3月に法人の2倍超となる18万1,032件の登録があり、累計85万6,060件に達した。経過措置の効果や取引先からの要請、業務委託契約者の登録が押し上げたとみられる。インボイス制度は10月1日に運用が開始される。当初は3月末が登録の申請期限だったが、9月末まで期限が延長された。

コメントを残す

*