時事ネタ

9月の貿易収支、3カ月ぶりの黒字 自動車の輸出が過去最高 他3記事

10/17 来年春闘の賃上げ目標「5%以上」に 物価高に対応

 労働組合の中央組織・連合は、来年の春闘の賃上げ目標を「5%以上」とする方針を固めた。今年の春闘は「5%程度」を掲げており、「程度」から「以上」に表現を強める。今年は賃上げ率が30年ぶりの高さになったが、実質賃金は前年割れが続いており、さらなる賃上げにつなげたい考えだ。賃上げ目標の内訳は、年齢や勤続年数に応じた定期昇給2%を前提に、賃金体系を底上げするベースアップ目標を3%以上とする方向だ。

 

10/18 キオクシアとWD統合難航、AI事業強化へ半導体の安定調達狙う

 半導体大手のキオクシアホールディングス(HD、旧東芝メモリ)と米ウエスタン・デジタル(WD)との経営統合交渉が難航している。両社は月内の合意を目指しているが、キオクシアHDに間接出資している韓国半導体大手SKハイニックスが同意していないためだ。交渉が不調となった場合、携帯電話大手ソフトバンクがキオクシアに出資して連携する案が浮上している。キオクシアとWDの統合案では、WDのメモリー事業を分割した新会社とキオクシアを傘下に入れる持ち株会社を米国に設立し、登記上の本社は米国、本社機能は日本とする方向だ。

 

10/19 9月の貿易収支、3カ月ぶりの黒字 自動車の輸出が過去最高

 財務省が発表した9月の貿易統計の速報で、貿易収支は、624億円の黒字となった。自動車の輸出が、半導体不足の解消を受けて1979年以降過去最高となるなど、輸出総額は9兆1981億円と3カ月ぶりに前年を上回った。一方で、エネルギー価格が落ち着いていることなどから輸入は6カ月連続で下回った。また、日本からの水産物の輸入を停止している中国への食料品の輸出額は約99億円と、この2カ月で半減となった。今年度の上半期の貿易収支は、輸出額が初めて50兆円を超えたものの、5期連続の赤字となつた。

 

10/20 米長期金利が上昇…約16年ぶりに5%の大台を突破 

 アメリカのFRBのパウエル議長は今後、力強い経済成長がみられた場合の一段の利上げを示唆し、アメリカの長期金利が5%の大台を突破した。議長は講演で「アメリカ経済が力強い成長を続けるなど新たな証拠が出てくれば、金融政策の一段の引き締めが正当化される可能性がある」と述べた。この発言を受け、アメリカの金融引き締めが長期化するとの見方が広がり、長期金利の指標となる10年物の国債の利回りがおよそ16年ぶりに5%の大台を突破した。市場では下院議長の解任など、議会や財政運営の混乱がアメリカ国債の価格下落に拍車をかけるとの声もあり、長期金利の高止まりに対する懸念が高まっている。

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