考察

銀行交渉 融資 資金調達 結局はところ・・・

財務力UPのための勉強会の第1回を9月末に行いながら、これまでの9か月間で感じたことから銀行交渉・融資・資金調達に関しての大事な点が整理されてきたのでお伝えしたいと思います。

結局は責任を放棄しないこと

会社の代表をできる人にはバイタリティーがあり、ある人は営業力が長けている、またある人は仕組化が長けている等ありますが、最初から数字力に長けている人はあまり聞きません。

だからこそ面倒な数字に向き合うという責任

この責任を放棄しないことが

決算書(会社のお金のながれ)を把握しようという意識につながり

そのことで銀行担当者とのコミュニケーションにも自信が持てます。

銀行交渉・融資・資金調達には決算書が紐づく

どれだけ他の要素を用意しても絶対的なベースは決算書です。決算書の中でも銀行側が気にする数字はあるのですべてを把握する必要はありません。

だからこそ税理士選択をまちがってはいけない

私自身もそうですが、本当に細かい数字なんて把握できません。
数年かけて会社を担当してもらうとある程度の予測値をたずねれば答えてくれるはずです。

私の場合の事例

面談の際に会社の数字の動きを把握しながら、予測を振り返ったり
今後行いたい事業へのお金面での相談をしたりしています。
また、決算の数字は2カ月前くらいから営業利益の予測値を確認しながら
決算対策など含め落としどころを決めて決算書としての体裁を整える

本当にその面で素晴らしい税理士さんに担当になって頂けてよかったと感じています。同席している代表高岡も太鼓判です。

※現金の動きは自身が管理しないといけない

いくら数字を把握しても決算書はあくま紙ベースであり、実際の事業を動かす現金は違う観点で管理する必要があり、本当に経営者の責任です。どの会社でもキャッシュが薄くなる時期などはあります。その点においても責任を放棄せず向き合うことで改善が見えてきます。
※ちなみに弊社ではこの税理士が踏み込めない領域に関してもアドバイスしています。

その前提が揃うと人を見ることができる

決算書ベースに話は進みますが、最後は人によって判断されます。
代表者をされる人であれば対面交渉は得意分野となるからこそ、数字という前提に向き合えれば銀行交渉はほぼクリアできるというのが私が感じていることです。

融資・資金調達の計画は極論で言えば税理士に試算してもらうことは可能です。その計画の上に銀行交渉を気負うことなくできれば問題はないと思います。※だからこそ繰り返して税理士選びが大事になります。(決算書作成のみにケチると上に書いたことは難しいです。)

トータル 人としてどうか

交渉にたけたとしても、相手もこちらを見ていて、数字以外の評価が加わります。銀行交渉・融資・資金調達という感情面が無いと思われる分野ですが、これまでの自身の経験・コンサルティングを開始して9カ月で感じた結論です。

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