日経トップリーダー付録のCDから 今回は串カツ田中 貫社長
たまたま日経トップリーダーを銀行絡みで定期購読しているのがきっかけでCDは気にしてチェックしています。雑誌はほぼ見てないんですが、持続可能な会社を実現されている社長の取り組み事例をきけることはとても参考になります。(今の時代CDというのはちょっとねーー)
今回紹介するのは串カツ田中の貫社長です。今回は理念の大事さを改め感じさせて頂いたので、環境システム社内で共有を促しました。
このCDを聴く時期にミッションをマイナーチェンジしようと考えていたこともあり、やろう行動に移すきっかけとなりました。そんな最終同意をもらうにあたって、社内共有で少しでも下地をつくったという裏設定にもCDが役立ちました。
串カツ田中 までの経緯
CDに貫社長の写真も載っていますが、おしゃれな人という雰囲気出ているので、それ相当の飲食店を経営してそうな先入観もっちゃいました。最初に始められた店舗は、トレンドを予測し店舗設計し、ある程度トレンドに乗っけれてたところで撤退時期も予測しながら、また新しい店舗を手掛けていくという経営スタイルで
まんまやん!!(自ら場面経営と言われてます)
長く食べ続けてもらえる食を目指して展開を考えていたようで、そこからの副社長の田中さんがおやじさんの秘伝のレシピがあるからということで模索されていかれたそうです。
レシピが無くて8年、リーマンから飲食をたたもうか
経済が冷え込むと根っこのないトレンドは経費削減で使われなくなるため、今後の展開が難しく飲食業からの撤退に実際に動変えれていたそうです。そんな中、偶然レシピがみつかって再スタート、いろんな運が重なり今までの常識から考えられない売上を実現、8年の想いも含め初めて会社を残したいと意識されるようになったようです。
先輩に相談「企業理念あるの?」
串
カツ田中の串カツで一人でも多くの笑顔を生むことにより社会貢献し、
全従業員の物心両面の幸福を追求する
物心両面の満足は稲盛さんからの流れですね。私も先輩に塾の案内受けた時に京セラの理念見て、環境システム社にパクッテます。働ぎかいとお金のことをコンパクトにいい得ていて素晴らしいワードと思います。(塾はこの度終わられるということですが)
全従業員の物心両面の幸福は今年にもどしたようです。(上場当時は外していた)
思いのあるFC事業展開
串カツ田中の人気はパクリ店舗を生み出します。単純なパクリへの怒りだけでなく貫社長の思いとして、パクリ店舗で串カツを食べてことで串カツを嫌いになってほしくないという思いから、味を守りたい思いからFC展開を早期に実施されたようです。
思いがあるからトライアンドエラーに耐えられる
儲かるからスタートしたらすぐに撤退する。私もですが、周りは上辺の結果しか見ませんからね。常に味、組織、すべてにおいての更新にトライアンドエラーを繰り返されているようでした。
思いとデータからの従業員教育
新人のみのオペレーションの研修センター店を出す。研修のためお客さまにも安く、互いにWINWIN
責任感がでてくる
動画マニュアルで伝えずらい笑顔や、調理方法を伝える独自のシステムを構築。仕込み工程を工場にできるものはどんどん移している。
企業理念と社長の行動にずれのない会社が伸びる
長期的な展望において子供をターゲットに
赤ちょうちんにパイプ椅子なのに子連れが多くなっていく、新しい店舗を出店しても同様に子連れが多い。なんとなく子供を大事にしていたのを方針として決めていった。子供をターゲットにすることで実現したい串カツを食文化にしたいという思いにつながるとも言ってました。今の子供が大人になって、あの串カツを食べに行こうかということになっていく感じですね。
この子供を意識した戦略は本当に同感です。
企業理念と社長の行動にずれのない会社が伸びる 全店禁煙を実行
オリンピック意識してですか? 世の中を意識してですか?と質問してくる人もいたようです。
本当に痛い!!
串カツ田中ホールディングスの歩みを考えれば、子供をターゲットにする本気度を示すこと、またニュースにも勝手に取り上げてもらえて広報もしてもらえるという裏戦略も全て理念から!
まとめさせてもらう中で理念に本当に一本筋が通っていると見せつけられました。CDで聴いただけですが、今回学んだ理念と戦略の一貫性を確信の思いまで引き上げてもらい感謝しております。本当にありがとうございました。
ちなみに・・・
私が行った岐阜店は駅前の横丁だったので子連れは対象となりにくいと思います。1回だけなので接客がどうだかも記憶にありません。技術やサービスが全店舗でかなりの水準を保たれているかは難しいでしょう。私も経営している身としてその難しさは感じています。努力はするにしますが、経営側や客側共に、高い水準を求めすぎてもどうかなとは思ってます。それよりも根源にある「どんな気持ちで仕事をしているのか」の方が、一定水準保たれていれば大事かなと感じています。