日経トップリーダー付録のCDから 佰食屋 中村さん
最初に目にしたのが、働き方改革でだぶんR25というサイトがfacebookのおすすめに出てきて、見た記憶がありました。メディアの演出がどうしても過剰な感が出てしまうので、尖った取り組みをしているなーーーとさらっと読んだ記憶があります。
しかし、講演をCDを通して聴けたことで優れた経営手法であると再認識でき(去年の9月なので少し古いですが)最近加藤自身が思うところとかなりリンクしていて、勝手な印象でスルーしなくて良かったです。今回は結論から
最小で確実に利益をだせる経営を確立する
激しく同意です。しかし普通これを聞いて
Q.その確実に利益がでることが難しいんだよ
となるでしょうね。誤解してはほしくないのは
サービスは新しく無いということです。
今あるサービスから少しの工夫をすることで
求められることサービス・商品を0ではないずです。
例)佰食屋さんは旦那の作るステーキが抜群においしい 売れるレベル
Kサポートは2代目、企業したてオーナーの数字の弱さを補う
これらのサービス・商品にすごい特徴はありません。
で大事な点は
欲張らず、確実に売れる量を仮説した運営
求められるサービスと同様に必要とされる量も重要です。
まずは最小単位で利益がでることをゴールにする
欲張らずに考えれば可能ではないでしょうか。
佰食屋を例にすると
確実に売ることができる個数
➡ステーキ丼・ハンバーク定食 100食(2分の1の50食のところもある)
佰食屋の場合、中村さん(奥さん)が前職が広報であったことも大きいとは思います。
もう1つ重要な要素はお金の管理
佰食屋を例にすると
経費も上限を決めて、イレギュラーが発生しない運営にした
売り上げに対しての無理のない構成の人員での人件費や、食材等の原価をコントールする仕組みを構築されています。
中村さんは会社の経理のことは素人ということで簡潔でわりやすくしたと言われていましたが、売り上げをあげているのに何故か儲からないを陥らない仕組みにされたのはすごいことだと思います。
経費の管理に気がとられるのではなく、仕組みがうまく回わすことに集中すると運営もぶれないので、お金だけでなく、人の管理にもいい影響がでるのは必然ですね。
欲張らないの中には飲食業界を変えたい思いも
この部分が働き方改革・ダイバーシティでメディアに取り上げられることにもつながっています。
働く時間が飲食店なのに18時までに全員退社
夜ご飯を家族で食べたい
中村さんのお父様が飲食業界でそれはかなわなかったようで、飲食業界へ就職するなとも言われていたそうです。そんな思いがベースにあって、欲張らない経営手法、注目をあびて、さらに業績好調、いい循環になりますよね。
ダイバーシティの面は仕組み化していることで
どんな能力よりも真面目に取り組んでくれる人➡障害があっても大丈夫
例えば、肉を裁くところも自社で行っていて、やり方も明確にしているので、真面目さを一番重要視しているようです。また有能な人が働きたいと来たそうですが、現状いる社員と波長が合うことを大事にしたため、有能な人をみて自分を卑下しないためにもお断りしたそうです。
如何なる状況にあってもさらに確実な佰食屋2分の1
その他にも様々な素晴らしい取り組みはありましたが、最後にもう1つすごいと感じた点をご紹介します。
昨今の台風や異常気象によって、お客さんが外に出歩けない状況ではさすがの佰食屋さんにもピンチがあったようです。そこで考えた結論がどんなに厳しくても50食なら絶対売れる。その運営を設計されて、FC展開を考えているようでした。
儲けたいのではなく、飲食業界を変えたい
という思いからだそうです。やっぱ目的ですね。
飲食経験してたら、佰食屋2分の1やりたいなーと思いました。