2/8 日米欧が対中「技術連合」結成を構想 中国は報復準備で企業は板挟みに
日本政府は、米国のバイデン新政権と足並みをそろえ、経済安全保障戦略の具体化を急ぐ。国家総動員で軍備増強を急ぐ中国の脅威に対処するため、日米と欧州連合が先端技術の流出を防ぐ「技術連合」を結成する動きもある。対する中国は報復措置を準備し、包囲網の切り崩しを図る。対立のはざまで日本企業が「板挟み」に陥り、サプライチェーン（部品の調達・供給網）が分断されるリスクも高まっている。
2/8 20年経常黒字、13．8％減 新型コロナで訪日客大幅減
財務省が発表した2020年の国際収支速報によると、海外とのモノやサービスの取引、投資収益の状況を示す経常収支の黒字額は、前年比13．8％減の17兆6976億円となった。新型コロナウイルスの感染拡大で訪日外国人旅行者が大幅に減少。旅行収支が過去最大の落ち込みとなるなど、サービス収支が赤字に転じたことが響いた。
2/10 トヨタとデンソー、オーロラと提携 ウーバー向け自動運転車開発
トヨタ自動車とデンソーは、自動運転車開発スタートアップ企業のオーロラと連携し、ウーバー・テクノロジーズなどの配車サービス企業向けに自動運転ミニバンの開発・製造を手掛けると発表した。トヨタのミニバン「シエナ」にオーロラの自動運転システムを搭載し、年末までに試験車両をローンチする。その後、配車サービス向け車両として投入する計画。
2/10 国の借金、昨年末時点で、1200兆円突破 1人983万円
国債と借入金、政府短期証券の残高を合計したいわゆる「国の借金」が2020年12月末時点で1212兆4680億円となり、初めて1200兆円を突破した。財務省の発表によると同年8月1日時点の日本人の人口（1億2333万人）を基に単純計算すると、国民1人当たりの借金は約983万円に上る。